1.商品の特徴
プログラマブルIOコントローラは入力信号の取り込みと信号出力をすることができるコントローラです。入出力信号は1または0のバイナリー信号に限定されています。非常に簡単な命令で、プログラミングすることで、いろいろな条件に基づいて信号を出力することができます。
特に、試作での入出力動作の確認、または機器の耐久試験(信頼性評価)として本装置を使用することができます。もちろん市販のシーケンサー(PLC)を用いて同様の動作をすることは可能ですが、シーケンサーを用いると、制御機器の設計、ラダー言語でのプログラミングが必要となります。
特にラダー言語のプログラミングは専門知識及びプログラミング環境が必要で、高いハードルとなります。本装置はこれらの専門知識が一切不要で、どなたでも手軽にシーケンス的な入出力を制御することができます。
2.機器仕様
- 1.ハードウエア
- PIOC44 入力信号:4点 出力信号:4点
PIOC88 入力信号:8点 出力信号:8点
PIOC816 入力信号:16点 出力信号:8点
入力電源:AC100~AC200V
消費電力:30W(PIOC44,88)、50W(PIOC816) - 2.ソフトウエア
- 命令(プログラミング)種類:10
1プログラムは999行(999命令)以内
プログラム数:10
3.詳細説明
基本の画面について説明します。メイン画面は1回のみの通常のスタートと繰り返し動作の連続スタートが可能です。また、初期設定により、繰り返し動作回数や入出力信号等のの極性設定ができます。スタートする前には、命令一覧から命令を選択し、実行命令文を作成する必要があります。
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【メイン画面】
- スタート/連続スタート/ステップ動作の3種類の実行が可能です。
連続スタートは最大9999999回まで自動的に繰り返すことができます。 -
【ステップ動作時の実行画面】
- ステップ動作の場合、各命令を1命令(1行)毎に実行し、動作を確認できます。
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【実行命令作成画面】
- 実行命令を作成します。命令は下記命令一覧から選択し、必要であればパラメータ1とパラメータ2の数値を入力します。1行1命令となります。
最大999行まで作成できます。 -
【命令一覧画面】
- 左図の10種類の命令を選択し、実行命令を作成します。
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【入力信号確認画面】
- リアルタイムで入力信号の状態を確認できます。
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【出力信号確認画面】
- 本画面で各出力信号を直接ON/OFFすることができます。
プログラムは命令一覧から選択します。命令により2種類のパラメータをセットする必要があります。スタートをかけると警告ランプは消灯します。終了後に警告ランプは点灯します。これにより、 動作が終了しているかを遠くから確認できます。また、動作終了毎にカウンターがインクリメントされ、トータルの動作回数を確認できます。
本商品のお問い合わせ
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メールアドレス info1@hatatech.co.jp
TEL 092-413-3267
担当者 畑中